遠い記憶の彼方…
その破片を手繰り寄せ
一つのピースをはめてゆく…
うん・・・
ぶっちゃけあんまり覚えてない。
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ゲフンゲフン。
とりあえず!
思い出しながら時形式で進めていきます!
※ うろ覚えなので眉唾で読んでくださいませm(u u)m_ -_ -_ -_ -_ -_ -_ -_ -_ -_ -_ -_ -_ -_ -_ -_ -_ -_ -_
―――あれから、わたしは院内の同病室横に設けられているベンチで舞っていた。
火急の申し出なりとも、わたしの様な田舎者にとっては、
二度もこの地に赴く負担は相当であるだけに、
その思慮計らいに感謝しながら、ひたすら秒針と
格闘していた。
ちら、ほら、と
待合室内の客人が減り始め、
一刻ばかりの時間と、針が語り始めたとき、
わたしの名を告がれ、
カーテンが―――
―――開かれなかったので自分で開いた。
およそ清潔とは云えぬ室内、揮発した薬品の混ざり合った匂い。
傍らには、所狭しと本や紙媒体が無造作に立っている。
奥に目を向けると、簡素なスチール机が目に入る。
回転イスに鎮座する、この部屋の主であろう彼は、向き直り様に言い放った。
「では、お話を聞かせてください」
四、五十代であろう、どこにでもいる疲弊した雰囲気を持つ、医師。
彼が、東京医大、音声外来の担当医、通称 "某ちゃん" である(失念ご容赦)
わたしは、まず、
水曜日にスーパーバイザーとして臨時に出張してくるはずの、一色信彦先生に会いに来た旨を話した。
帰ってきたのは一言。
「彼は今日はいません」
一色クリニックのホームページ内に記述されているスケジュールをチェックし、必ず彼の人に会うと勇んで来ただけに、わたしは小さく失望していた。
それを見抜いたかのように、某ちゃん医師は小さく不満げな仕草をし、再び向き合いこう言った。
「良かったらわたしがお話を伺いますけど、どうします?」
わたしはさっそく彼に悩みを打ち明ける事にした。
"ホルモン治療後である事による身体に合わせた声を得たい事"
"京都の音声外科に注射による声帯縮小術があること、
また、そこに連絡しても一向に居留守状態であること"
"東京医科大音声外科では、そのような処置を行っているか"
などを問うてみた。
某ちゃん医師は、日本人の表情筋では不可能な、ジョークを放った後の様なアメリカ人の顔で言った。
「普通の君たちみたいな人は身体の方変えてから来る人が多いんだけどねぇ〜」
"知るか"と、わたしは思った。
同じニューハーフ(GID)でも身体の悩みはそれぞれであり多種多様。
某ちゃん医師は、話してみれば医者らしからぬフランクな喋り方だったが、
それは、わたしを安心させる響きを持った物ではなかった。
某ちゃんは、"声帯注射の効能"に関して懐疑的である意向を示した。
詳しい情報を聞き出すため、わたしは質問の趣を変えてみた。
"声帯注射術によって、声帯の筋肉を縮小させ、女性のHzを得る事が可能かどうか"
どうやらもう少し詳しい話が聞けそうだ。
「確かに声帯縮小で女性的Hzを得ることは可能かも知れない。
しかし、筋肉は修復するので、例え成功したとしても、定期的に通わなければ行けないハメになるだろう」
の後に、それならが手術の方が簡単だ、とも言った。
"では、手術とは?"
「
甲状軟骨形成術4型これは喉を常に緊張させる状態に留めておく事による方法。
つまり、ピッチ(音程)をそのまま上に持って行く、と考えれば良い」
"つまり、日常生活においてのノーマルなピッチを上げるだけで、
Hzは変わらない。
つまり、声質如何は何も変わらない"
そうわたしが誰にでもなく言葉にすると、
某ちゃんはちょっとぶっきら坊な調子で、
「うん、違うところで手術になると思うけどね、
まぁ、執刀は僕だから」と言った。
―――些かも動じず聞いていた。わたしはこの医師に疑問を感じたからだ。
希死念慮で足掻くこの身で、自身の命を預けても良い物かどうか案じるなんてナンセンスである。
だが、一抹の希望を抱いていることも確かであった―――
「大体40万(失念ご容赦)くらいかな?」
続けて、「ついでに喉仏も取っちゃえますよ!と、フヒヒ…」と笑った。
―――つづく
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posted by みる★ぱん at 04:37
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日記